YouTubeにあたらしく「ふたつの空」をアップロードしました。
「陽の照りながら 憎しみの降る」、世界の空を切り取ったらいろんな声が聴こえました。
この曲は暗喩的にあらゆる争いについて問いかけています。
「争いをやめてください」というよりは「争うことについてどう考えますか」に近いです。
やめなさいと言われて素直にやめる人間もいます。
やめなさいと言われたら余計拍車をかける者もいます。
思うに人間はそんなに単純にできていないようです。
そしていろんな種類の、自分の想像の枠を遥かにはみでた人間がいます。
きっとお互いにそうです。対岸に必ず誰か彼かがいます。
「人間を含め生物を殺すのは そのものを食べる時だけでありたい」
「芸術は渦巻く黒い感情たちを薄めることができるものでありたい」
上記は私個人の考えです。
時に私は渦巻く黒い感情を抱く時があるのですが、それを何とか水に流せているのは表現方法というアイテムを持っているからです。楽曲を作ったり楽器を演奏したり絵を描いたりします。
その時ほぼ言葉は介在させません。私は言葉の力を過大評価したくないのです。
言葉が下手で、傷つけられたり翻弄されることが多かったからかもしれません。
芸術が美しく整っている必要は必ずしもなく、癒しが必ずしも優しくひかりのようにある必要もないと思います。
芸術をある器の中におさめようとした瞬間、その可能性の中の極端な部分が削られて縁取られます。
私が一番嫌で恐れていることはそのことです。
映画に例えるとその時面白かったり涙が出ればよくて、あとは忘れ去られても良いかなと。
お菓子に例えるとガムです。噛んでるときに美味しくて気持ちよければいいんです。
あとはぐちゃぐちゃにされて捨てられたって構いません。
世界の憎しみが薄まることを願っています。
あんまり苦しまずに生きられる人が増えてほしいです。
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