こんにちは、かとうともみです。
あたらしいHPとほぼ同時期にできました新曲「そばにいるよ」について、綴ろうと思います。
この曲の構想は4年くらい前にはぼやっとですがありました。1番の歌詞はすぐにできましたが、なかなか2番ができませんでした。ちなみに私の場合ですが曲と歌詞は同時進行です。
この曲の歌詞を作るにあたり、どうしても入れたい言葉がありました。それは
「やさしさとずるさの額縁のなかには かなしみがある」
「いつの日にか すべて受け入れるだろう いつも探していた ひかりのおとも」
「離れているときも いつもそうよ そばにいるよ」
この3つです。
絵は本当に下手なのですが、当時2つの額縁風の線の中に「やさしさ」、「ずるさ」と書き、その中に人間を描きました。そして人間が抱きしめているのが「かなしみ」というそんな絵を描いたのを覚えています。
そしてこの曲には光、音、色がたくさん出てきます。2番の構想を練りだして、モノクロの世界から抜け出して色づいていくイメージを強く持つようになりました。
私は緑色と黄色が好きです。どちらの色も生命を感じます、緑は息吹きや大地のイメージ、黄色はひかりや太陽のイメージです。
「離れていること」はかなしいことかもわかりませんが、何か意味があって決して絶望的な不幸だとは思いません。案外、離れているときのほうが相手に対するエネルギーが深く躍動的であるように思います。そのかなしみから学べることもきっとあると思います。
きっと誰しも「明日もいきよう」と「明日はしぬかもしれない」の真ん中で生きています。
言い換えれば「明日につながる生き方」と「今日を完結する生き方」の二本柱で生きているのではないかと思いました。
そういう人間の立ち位置の危うさ、儚さ、そして力強さ、美しさを表現できていたらよいなと思います。
また、歌い手さんの馬上凛さんは本当に素敵な歌声をお持ちで私が一目惚れしてお願いしました。透明で繊細ですがその中に芯があり、声自体にふわふわ浮遊するような不思議な世界観があるように思います。彼女の歌声を聴いていると別の世界に誘われ、旅しているような
夢見心地になります。
彼女はよく曲を理解し愛してくださり、作品を完成することができました。
私も大切にしている曲ですので、ぜひ試聴をしてみてくださいませ。
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