TOMOMI KATO

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attitude

こんにちは。

今日はピアノという楽器について思うことを書いてみます。


ほとんどの場合、ステージに自分の生ピアノを持っていくことはありません。

特別な場合や超一流のピアニストを除いてです。


ステージに横たわるピアノにもキャラクターがあります。

弾かれるのを楽しそうに待っているピアノもあれば、拗ねているピアノもあります。

例えばピアニストにとってあたらしいピアノに触れることはまるであたらしい友人や同志と対話をすることのように私は思います。


文句を言うのは簡単です、でも言い出したらきりがありません。

楽器にはじまり、ホールのキャパやら残響やらスタッフやら。

限られた環境のなかで何かを成すことはじれったいときもあるけれど、ルールに則ってするゲームのようにも思えます。


私は態度、姿勢(attitude)という言葉が好きです。

ステージに対して、対人関係に対して、人生に対して、正直であることに好感を持つタイプの人間です。


多少粗削りでも枠組みから外れていても印象に残ることが大事なのだろうと思います。

音楽で言ったら「もう一度聴きたいかどうか」はそこに宿っていると思います。


ただ、音楽の可否は嗜好に左右されるため、投げ手の態度はさることながら受け手の好みやコンディションにも大きく関わってきます。

それこそが音楽や芸術、答えのないものに対する面白みだと思います。


ともに演奏するピアノに対して敬意を示し、ともに時間を共有してくださるお客様に感謝をする。同じ時間と機会を交わすこと、その人の人生の一瞬に立ち会うことを誇りに思う態度、シンプルにこのことを心掛けてステージに立ちたいです。



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